バッハさん。
またもやIOCとロシアの黒い癒着を思わせる問題が持ち上がりましたね。
日本では「15才の少女が大人の事情に巻き込まれてかわいそう」という見方も一部ありますが
ロシアはドーピング常習国、そして15才といえばもう、ちゃんと分別がつく年齢。
おじいちゃんの心臓の薬を間違って飲むことはないですよね。
で、IOC会長のバッハさん
幼少期は貧乏で父親を早くに亡くし、得意なスポーツでフェンシングの選手になり、金メダルも獲った。
法律と政治学を学び、弁護士となり、数々大手企業の役員や顧問を渡り歩き
IOCの元黒幕に可愛がられ、最後に自らが会長まで昇りつめた。
自分の野望を確実に手にしてきた方ですが
彼によりオリンピックは政治利用され、さらに商業化が顕著になりました。
開催国の国民には莫大な負債が残され
もはや2032年以降は開催国として名乗り出る国もいなくなるのではと言われていますが
それでもスポーツは、やる側観る側に一瞬の喜びを与えてしまうから、悪い。
スポーツを利用するところが本当に、悪い。
そろそろ私たちは「オリンピックが目指す頂点」という考えを改める時がきてるのでしょうね。
もともと古代オリンピックも戦争と利権で終焉をむかえてますし。
バッハさんが広島を訪問したのもノーベル平和賞を狙ってのことと言われていますが
どれだけ悪評や非難があろうと、目的を果たすまで爆進するその姿は
ドーピングぐらいいいじゃない、とゴリ押しで選手を出すロシアとは気が合いそうですし
カルロス・ゴーン氏を思い出しました。
あと、和歌山のドンファン。
子供の頃すごく貧しくて苦労した人が大人になって巨万の富と権力を手にすると
それでも飽き足らず貪欲にお金と地位と権力(と女・ドンファン)を求め続けてしまう。
幼少期のトラウマの強さが感じられます。
もちろん、貧しいながらも幸せな家庭で愛をたくさんもらって
幸せに生きている人たちもたくさんいると思います。
ただただ、野心とコンプレックスが強すぎると 何が幸せかわからなくなりそうです。
なにごとも ほどほどがよいですね。